SCSK(谷原徹社長)は、ヤマハが開発したネットワーク機器遠隔管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」の販売を開始した。ユーザー拠点に設置したヤマハ製のルータなどをクラウド経由で管理できるサービスで、ユーザーは管理する機器の台数に応じたライセンスを購入する。希望小売価格は1台1年間ライセンスが1万円、5台1年間ライセンスが3万8000円。

複数のルータをブラウザから一括管理できる

 ヤマハのルータは専任のIT管理者がいない中小企業・SOHOや、多拠点展開する店舗などで多く導入されているため、SIerや本部の管理者からは遠隔管理機能のニーズが高かった。今回のYNOを利用すると、遠隔で機器や回線の状況監視、設定の管理・変更を行うことができるので、管理者が遠方の拠点に出向く手間が省ける。ブラウザを通じてGUIによる操作が可能となっており、専門的なコマンドを知らない担当者でも安全に管理が行える。また、複数の設定ファイルをクラウド上に保管する機能や、指定日時に特定のコマンドを実行するスケジュール機能なども搭載している。

 現在はルータの主力機種「RTX1210」をサポートしており、今後ルータおよびファイアウォールの現行各機種に対応を拡げる(生産終了機種は対象外)。SCSKでは今年の年末まで、ライセンスを半額で提供するキャンペーンを実施している。

LTE通信機能を内蔵した「NVR700W」

 またSCSKは7月、ヤマハルータの新製品「NVR700W」を発売する。3G/LTE通信機能を内蔵し、SIMカードを装着するだけで外部へのネット接続が可能なので、仮設店舗などの短期間利用や、数年先の終了が予定されるISDNの代替回線としても提案を図る。(日高 彰)