ニュース
ヤマハ/SCSK ヤマハ製ルータのクラウド管理サービスを発売 管理者の拠点出張を削減
2016/07/07 19:15
週刊BCN 2016年07月04日vol.1635掲載
ヤマハのルータは専任のIT管理者がいない中小企業・SOHOや、多拠点展開する店舗などで多く導入されているため、SIerや本部の管理者からは遠隔管理機能のニーズが高かった。今回のYNOを利用すると、遠隔で機器や回線の状況監視、設定の管理・変更を行うことができるので、管理者が遠方の拠点に出向く手間が省ける。ブラウザを通じてGUIによる操作が可能となっており、専門的なコマンドを知らない担当者でも安全に管理が行える。また、複数の設定ファイルをクラウド上に保管する機能や、指定日時に特定のコマンドを実行するスケジュール機能なども搭載している。
現在はルータの主力機種「RTX1210」をサポートしており、今後ルータおよびファイアウォールの現行各機種に対応を拡げる(生産終了機種は対象外)。SCSKでは今年の年末まで、ライセンスを半額で提供するキャンペーンを実施している。
またSCSKは7月、ヤマハルータの新製品「NVR700W」を発売する。3G/LTE通信機能を内蔵し、SIMカードを装着するだけで外部へのネット接続が可能なので、仮設店舗などの短期間利用や、数年先の終了が予定されるISDNの代替回線としても提案を図る。(日高 彰)
- 1