深センA株上場の北京立思辰科技(LANXUM)は7月18日、留学支援などの教育関連サービスを手がける上海参陸零教育投資(360教育集団)を買収すると発表した。同社の全株式を3億4400万元で買い取り、完全子会社化する。

 北京立思辰科技は、1999年に設立したIT企業で、15年度(15年12月期)売上高は前年比20.79%増の10億2314万元。もともと同社は、 法人向け情報システムを主要事業としていたが、13年からは新たな発展戦略として、教育とセキュリティ分野に注力している。教育分野では、15年に「ス マート教育+教育サービス」戦略を掲げ、教育クラウドプラットフォームや学習アプリケーションなどを提供してきた。

 360教育集団は、14年に設立したベンチャー企業で、主要事業のインターネット留学支援サービス「留学360」は、アクセス数が日平均9万と好調に推 移。中国教育部によると、14年の中国留学市場規模は2000億元で、15年の中国からの留学人材は約52万人と、市場が拡大している。同社を取り込むこ とで、北京立思辰科技は、教育ITサービス事業の強化を図る。(真鍋 武)