伊藤忠テクノソリューションズ(CTC、菊地哲社長)は、セキュリティインシデントに対応するための組織「CSIRT」の構築・運用を支援するサービスの提供を開始した。従業員数1000人以上の大企業を中心に、3年間で20社の導入を目指す。

柳澤典宏
課長
 このサービスは、企業内のセキュリティ状況を調査する「CSIRT アセスメントサービス」と、調査結果を踏まえCSIRTの構築計画を策定する「CSIRT プランニングサービス」、CSIRTの立ち上げ後、セキュリティインシデントの予防・対応業務を行う「CSIRT 運用支援サービス」で構成される。なかでも運用支援サービスは今回のサービスの核であり、インシデントの予防・対応にフォーカスをあて、ぜい弱性情報の収集・分析、サイバー攻撃対策演習、CTCのSOC(セキュリティオペレーションセンター)による24時間365日体制での監視、セキュリティインシデント発生時の復旧支援などを行う。サービス内容は「運用業務メニュー」として22種類の業務に分類され、「スタートアップモデル」「CTC-MSSアドオンモデル」「標準CSIRTモデル」の3種のパッケージに組み込まれており、顧客は要望に応じて必要な業務が組み込まれたモデルを選択できる。

 柳澤典宏・クラウド・セキュリティ事業推進本部セキュリティビジネス部セキュリティオペレーション課課長は、今回のサービスの提供の背景として、「昨今のサイバー攻撃情勢を受け、企業内にCSIRTを立ち上げる必要があるというお客様の声が高まっており、その期待に応えるためだ」と説明する。また、サービスの一番のポイントはオンサイトとリモートという2拠点からの支援形態であるといい、「セキュリティのエンジニアがお客様環境をリモートから支援するだけでなく、お客様のオフィスに常駐し、CSIRTの運用業務をお客様のシステム管理者と行うことができる」と強調。「当社は90年代からセキュリティ製品・サービスを提供してきた実績や、SIerとしての経験も豊富にある。専門スキルが必要な高度なセキュリティ運用を実現することが可能だ」としている。(前田幸慧)