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フルHD・4視点撮影が可能な低価格防犯カメラセット発売 PoE給電対応で電気工事不要
2016/09/23 14:19
週刊BCN 2016年09月19日vol.1645掲載
PoE(Power over Ethernet)給電に対応しており、レコーダーとカメラをLANケーブルで接続するだけで電気工事を行わなくても撮影を行うことができる。500GBのHDDにカメラ4台分のフルHD映像を約5日間録画可能で、HDDは最大6TBまで増設できる。映像に変化があったときだけ録画を行う動体検出機能や、暗所撮影のための赤外線照射機能も搭載しており、入退室管理用途にも適している。防塵・防水規格はIP66で、雨が直接かかる屋外にも設置可能。
レコーダー自体にディスプレイとマウスを接続してスタンドアロンのシステムとして運用できるほか、ネットワークに接続すればウェブインターフェースを介した監視や、動体検知時のメール通知なども可能。外部ストレージへのデータのバックアップや、ONVIF規格(ネットワークカメラの標準インターフェース)対応の他社カメラを接続してのシステム拡張にも対応する。
同社ではこのほか、小型モニター付きレコーダーが付属するモデルや、ワイヤレスカメラなど、低価格の防犯カメラ・レコーダー製品数機種を発売する。カメラの低価格化によって、従来はコストが理由でカメラを設置できなかった場所への設置や、一つの監視範囲をより多くの視点から撮影するといったケースも増加しており、同社では複数のカメラが標準で付属する商品の投入で需要の取り込みをねらう。(日高 彰)
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