アクロニス・ジャパン(大岩憲三・代表取締役)は、バックアップ/データ保護ソフトの新製品「Acronis Backup 12」の販売を開始した。管理コンソールを刷新し、オンプレミス/クラウド両環境のバックアップを一元的に管理できるようにした。

大岩憲三
代表取締役
 大岩代表取締役は、「ランサムウェア(いわゆる身代金型ウイルス)の発生でローカルストレージのリスクが大きくなっており、セキュリティの観点でもクラウド環境のほうがより安全という考え方も高まっている」と話し、利便性と安全性の両面で情報システムのクラウド移行は加速していると指摘する。

 今回の新バージョンでは、ブラウザから操作できるウェブベースの管理コンソールを新開発し、物理環境、仮想環境、クラウド環境のバックアップを共通の画面で行えるようにした。バックアップイメージは異なる環境への復元も可能なので、データ保護だけでなく物理環境からクラウド環境への移行にも利用できる。管理コンソールはオンプレミスのサーバー上で運用するほか、アクロニスのクラウドサービスを利用することも可能で、後者の場合は管理サーバーを用意する必要がない。

 また、AzureおよびAmazon EC2インスタンスのイメージバックアップ/復元に対応したほか、Hyper-VおよびVMwareの仮想環境については変更が発生したブロックのみを追跡して復元することで、復元時間の大幅短縮を実現。VMware環境では、変更部分のみをWAN越しで別のデータセンターへ転送するレプリケーション機能に対応し、障害対策目的での活用を容易にした。

 大岩代表取締役は「オンプレミスとクラウドを同じUIから一元的に管理できる製品を通じて、ユーザーには安全を、パートナーには新たなビジネスを提供したい」と述べ、ハイブリッド環境に対応した商材を用意することで、パートナーのクラウドビジネス拡大のきっかけをつくっていく意向を示した。(日高 彰)