キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS、神森晶久社長)は11月21日、ランサムウェアや個人を狙う多様な脅威に対する機能を強化した「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」の新バージョンを12月8日に発売すると発表した。新バージョンは、ランサムウェアや家庭内Wi-Fiルータの脆弱性を突いた攻撃、ウェブカメラへの不正アクセスなどのさまざまな脅威からユーザーを保護する機能を搭載した。

 ESET製品に搭載されているマルウェアの早期警告システム「ESET Live Grid」で集約された情報によると、2016年第2四半期(4月-6月)の国内のマルウェア検出数は、前年の同じ時期に比べおよそ2倍に増え、過去四半期単位としても最も多い検出数となり、検出されたマルウェアの多くは、ランサムウェアをダウンロードさせるものだった。16年度は、日本をターゲットにした悪意のあるダウンローダーが量産化されており、日本国内でもランサムウェアによる被害が多く発生している。こうした被害からユーザーを保護するために、新バージョンプログラムの「ESET Internet Security V10.0」では、新たにランサムウェアの特徴的な動きを検知し防御する「ランサムウェア保護」機能を搭載し、ここ数年拡大するランサムウェア被害への対策を強化した。

 さらに、ルータへの脅威の対策として、新バージョンプログラムでは「ホームネットワーク保護」機能を搭載。ルータのパスワードの脆弱性チェックや既知の脆弱性をチェックし、より強度の高いパスワードへの変更や、ルータの構成などの変更を提示することで、ルータへの脅威にも対策を行う。

 なお、個人向けの新製品となる「ESET Smart Security Premium」では、ESET Internet Security V10.0の機能に加え「Password Manager(パスワード管理機能)」「Secure Data(データ暗号化機能)」「アンチセフト(盗難対策機能)」を搭載している。