日立ソリューションズ(柴原節男社長)は、AI(人工知能)を活用した「リシテア/AI分析」サービスを、2017年2月から順次、販売を始めると発表した。「リシテア」は、日立ソリューションズが開発している人事管理システムで、これにAI分析の機能を実装する。

 まず、ストレス度合いが高い社員を予測する「組織ストレス予測サービス」を2017年2月6日にスタートさせ、従業員のモチベーションなどパフォーマンスの高い組織の特性を抽出して可視化する「組織パフォーマンス診断サービス」を2017年5月に始める。
 
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山本重樹・オフィスマネージメントソリューション本部本部長

 「組織ストレス予測サービス」を同社で実際に検証したところ、ストレスによってメンタル不調などを起こして休職している人のおよそ半分は、事前に予測可能であることが分かっている。

 AIは機械学習方式で、ユーザー企業から就労状況や従業員へのアンケートなどのデータを預かり、日立ソリューションズでAIの“教師役”となる予測モデルを作成。この予測モデルを顧客にあてはめることで予測する。

 こうしたAIによる分析によって、現状の可視化や診断、問題発生の予測までを行い、個人と組織のパフォーマンス最大化を図ることで、「業績向上や持続的な成長を支援していく」(山本重樹・オフィスマネージメントソリューション本部本部長)ことを狙う。また、17年度中には、ストレス状況の改善や、組織パフォーマンスの向上などに役立つ提案機能も実装していく方針を示している。

 一連の機能強化によって、リシテア関連事業の売上高を直近の約50億円から、2020年度には100億円規模に倍増させていく。