アイティフォー(東川清社長)は、割賦販売法の一部改正に対応したマルチ決済端末と、最小限の費用でカード決済を可能とする小売業向け基幹システムRITS決済クラウド「iRITSpay(アイ・リッツペイ)」を12月6日に発売した。税別価格は、決済端末が1台8万円、iRITSpayは月額40万円から。

 決済端末は、クレジットカードのIC対応化の義務付けに対応。EMV(Europay、MasterCard、VISA:ICチップ搭載クレジットカードとそれを読み取る端末に関する規格)に準拠しており、各種電子マネーで用いられる非接触型ICカードなどマルチな決済方法に対応した。有線/無線でのセキュアなネットワーク通信や、端末内にカード情報の保存の禁止などを定めた規格PCI PTSに準拠し、設置も容易でセキュリティも担保された高機能な端末となっている。

 一方、このセキュアな決済端末の発売に合わせ、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard:JCB・American Express・Discover・マスターカード・VISAの国際ペイメントブランド5社が共同で策定した、クレジットカード情報や決済情報を保護するためのグローバルなセキュリティ基準)準拠のセキュアな決済システムとしてiRITSpayを提供する。

 このiRITSpayは、決済情報と売上情報を分けて扱うことで、PCI DSS環境を最小限の投資で可能とした。PCI PTS準拠の決済端末からPCI DSS準拠のiRITSpayへ直接決済情報を送信し、既存のPOS端末には決済結果情報(決済カード会社と金額)だけを渡すため、既存システムの改修が最小限となり、低価格化を実現するという。決済情報が通過するためのセキュアなネットワーク基盤も同社が構築する。