京セラコミュニケーションシステム(KCCS、黒瀬善仁社長)は、公共図書館システムの最新版「ELCIELO Ver.3.0」を12月15日に発売した。

 最新版は「みんなのそばに図書館を」が製品コンセプト。誰でも利用しやすい「ユニバーサルデザイン」をユーザーインターフェースに採用したことで、音声読み上げソフトへの対応や、見やすさを考慮した配色、UDフォントへの対応などアクセシビリティを強化。さまざまな利用者が安心して使えるシステムとなった。コンセプトの実現に向けて、三つの切り口「学びの輪」「地域・暮らしの輪」「人の輪」で機能強化を実施した。

 まず、「学びの輪」では、同意した利用者に対して自身の読書履歴を保存する読書ヒストリー機能を提供。利用者自身で年間の読書目標を設定でき、目標に対する進捗状況を確認できる。さらに、公共図書館と学校図書館のシステムの一元管理ができる連携オプションを準備。公共図書館の蔵書を活用した学校図書館サービスを提供し、子どもの読書活動推進を支援する。

 二つめの「地域・暮らしの輪」では、どこでもカウンターを提供。専用端末が置けない小規模な図書館や移動図書館でも、タブレットを利用してカウンター業務を行うことができるようにした。分館のない地域でも、図書館と同じ利用者サービスを提供することができ、利用機会の増加を促進する。このほか郷土資料の保存・活用、情報技術活用のため、電子図書館TRC-DLとの連携オプションやデジタルデータアーカイブ連携オプションを準備している。

 三つめの「人の輪」では、APIを公開。ログイン情報、各図書館の開館情報、図書館カレンダーといった図書館システムで管理している情報を展開することで、自治体のウェブサイトなどにも画面表示させることを可能とした。