深センA株上場のIT企業である中科創達軟件(Thundersoft、耿增強CEO)は12月19日、車載用UIソフトベンダーのRightware(Jonas Geust CEO)を買収すると発表した。買収金額は6400万ユーロ(4億7100万元)を予定している。

 Rightwareは、2009年に設立したフィンランドのIT企業で、16年度の売上高は約700万ユーロ。同社の主力商材「Kanzi」は、自動車産業向けのデジタル計器クラスタとインフォテインメント・システムの開発を容易にするUI作成ソフトウェアで、約20社の自動車メーカーが利用している。22年までに「Kanzi」は2500万台の自動車に搭載される見込みだという。

 中科創達軟件は、従来のモバイルOSやスマートデバイスソリューションに加え、近年ではIoT機器や車載システムを注力分野に位置づけている。今回の買収によって、Rightwareの技術や設計、ノウハウを取り込み、コネクテッドカー向けの車載システム開発を強化する。

 買収手続きは、17年前半に完了する予定。買収後もRightwareは自社のブランド・製品を維持し、独立した企業として存続する。経営陣も引き続き在籍する予定。