リコー(三浦善司社長)は1月18日、プロダクションプリンティング市場向けのプリントMIS(経営情報システム)ベンダー大手のアヴァンティコンピューターシステムズ(本社・カナダ、アヴァンティ)を買収したと発表した。

 アヴァンティに対してリコーは、2013年7月に戦略的な投資を行っており、今回、買収に至った。アヴァンティは、プリントMISを米国を中心に提供し、高い評価を得ている。同社の「スリングショット」は、印刷物の各生産工程間でジョブ管理情報を共有するために設計された業界標準の文書フォーマットのJDF(Job Definition  Format)に対応。プリプレスからプレス、ポストプレスの工程統合管理のための国際標準化団体であるCIP4の認定を取得し、業界最先端のプリントMISとなっている。

 リコーでは、プロダクションプリンティング市場に対して、高画質・高生産のプリンタ「RICOH Proシリーズ」を提供しているが、顧客のリコーに対する期待はプリンタだけでなく上流システム、下流システムの課題解決に広がっている。こうした期待に応えるため、14年12月に米PTIを買収し、ウェブトゥープリントやバリアブルプリントなどの提供価値を拡大してきた。今回、さらにアヴァンティが加わることで、自社製品群でプリントMISを含む生産ワークフロー全体のシステムの提供が可能となる。また、アヴァンティのシステムは、RICOH Proシリーズだけではなく他社製品とも連携し、顧客に対してより広範囲なソリューションを提供する。

 リコーは今後、プロダクションプリンティング市場の顧客に対して、生産ワークフローの価値の拡大を図り、経営効率・生産性向上の支援をグローバルに展開していく方針。