ディマージシェア(大内慎社長)は、向こう数年での株式上場を目指し、独自商材の拡販体制の整備に本格的に着手した。同社は、システム開発を中核事業として成長してきたが、より利益率の高い自社開発のプロダクトであるインターネット広告システムパッケージ「admage」の成長を急加速させたい考えだ。

小山信和
ソリューション営業本部
営業本部長

 admageは、もともと受託開発を中心に事業展開をしていた同社が、2000年代半ばからアドテクノロジー領域に進出して蓄積してきた技術・ノウハウを盛り込んだ製品だという。アプリ/広告の効果測定やアドサーバー/アドネットワークの提供など、6種類の製品ラインアップから成る統合パッケージ製品で、導入アカウント数は300を超える。ただし、これまでは社内に営業組織がなく、大内社長など、社内の少数の人材が個人の人脈を生かして受注にこぎ着ける、というパターンが多かったという。当然、こうした営業手法ではビジネスのスケールアウトという観点では限界がみえているため、昨年、専任の営業組織の構築に踏み切った。

 昨年11月に同社に参画し、新設のソリューション営業本部を率いる小山信和・営業本部長は、「AI活用ソリューションやDMPなども近くadmageのラインアップに加わる予定で、18年3月期はこの新商材だけでも20社以上の受注を目指す。また、マーケティング部門も立ち上げ、拡販のための体制整備をさらに進める。IPOに向けてしっかり数字を達成していきたい」と話している。(本多和幸)