アクセンチュア(江川昌史社長)は4月12日、おおむね3年先のIT分野のトレンドを占う年次調査「Accenture Technology Vision 2017」(日本語版)の記者向け説明会を都内で開催した。人工知能(AI)が新しいユーザーインターフェース(UI)となり、あらゆる領域で高度な役割を担うと予測した。

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立花良範
執行役員
デジタル
コンサルティング本部
統括本部長

  「Accenture Technology Vision 2017」の副題は「テクノロジーを“ひと”のために インテリジェント・エンタープライズの時代」。ツールを使う人を念頭に置いたテクノロジーデザインの領域で、大きなイノベーションが起こっていることから、これまで以上に「人」を重要視した構成となっている。

 立花良範・執行役員デジタルコンサルティング本部統括本部長は、「顧客や従業員のために、どんどん発展するテクノロジーをどう使うか、という考え方が非常に重要になっている」と説明。そのうえで「人間の五感とやりとりするAIが出てきている。人間が使いやすいように、コンピュータのほうが合わせてくれるITが実用の域に達してきた」とAIの進歩にも言及した。

 AIは、音声認識の処理時間や誤識別率は従来より減少し、音楽配信や農業など幅広い領域で活用されている。顧客体験の向上に対する企業の期待は大きく、調査に応じた経営幹部のほとんどが「AIが革命を起こす」と答えた。

 立花執行役員は、「AIは、企業を代表する立ち位置にくる」と強調。一方で「現時点でオールマイティーなAIはない。ユーザー企業としては、AIの組み合わせや、自分たちのデータをどうAIに渡すかを考えることが大事だ」と訴えた。(廣瀬秀平)