「SuperStream-NX」がバージョンアップ

 スーパーストリーム(大久保晴彦社長)は、会計・人事給与システムを中心とする経営基盤ソリューションの最新バージョン「SuperStream-NX Ver2.0」を6月1日に発売すると発表した。SuperStream-NXは、「SuperStream-GL」「SuperStream-CORE」に続く第三世代の製品に位置し、メジャーバージョンアップは2009年の発売から初となる。

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大久保晴彦代表取締役社長(左)、山田 誠取締役

 新バージョンを紹介するにあたって、大久保社長は「(SuperStream-GLの)発売以来、約20年間で得たユーザーの声やノウハウなどをすべて投入した」と、意気込みを語った。

 最新バージョンのポイントは、「経営の可視化」「業務効率を上げる仕組み」「最新ITの活用」の三つである。

 まず、経営の可視化については、企業グループ内での利用に最適な機能を用意。例えば、画面の色をグループ内の企業ごとに設定できる。グループのどの企業の画面かが、色で判別可能というわけだ。グループ各社の経営状況は、企業ごとに把握できるほか、グループ全体でも把握可能にしている。

 画面デザインにもこだわっていて、山田誠・取締役企画開発本部長は「現在のトレンドである『Flat & Universal Design』を採用していて、清潔感のある画面になった。また、アイコンの採用で、外国人でも直感的な操作が可能になっている」と説明する。言語は日本語と英語に対応していて、今後はタイ語や中国語、ベトナム語など、ユーザーニーズに合わせて追加を検討していく予定という。

 二つめの業務効率を上げる仕組みでは、会計システムと人事給与システムを統合。ログインやメニューが共通にしたことから、使い勝手が向上している。「メーカーによるプロダクト視点ではなく、ユーザー視点を追求した」(山田取締役)。また、入力業務を快適にするため、担当者が使いやすいように入力項目の並べ替えを可能にした。入力帳票にあわせてカスタマイズするという費用が不要になった。出力については、Excelライクな機能を用意。Excelと同等の操作で、レポートやグラフなどの作成が可能になっている。

 三つめの最新ITの活用では、保守サービスなどをクラウド経由で提供する「Internet of Accounting」がポイントとなる。SuperStream-NX Ver2.0は、オンプレミス版とクラウド版で提供されるが、パッチやバージョンアップのモジュール、マニュアル検索、お知らせなどが、クラウド経由の提供となる。SuperStreamはすべてパートナー経由で提供しているため、これまでスーパーストリームでは顧客の情報を把握できない部分があった。Internet of Accountingによって、そこが改善されることになる。

 山田取締役は「パートナー経由の販売という、これまでの商流を変えたいわけではない。サービスの充実が目的で、パートナーとの関係は変わらない」と説明。最新バージョンにおいても、パートナー戦略は継続していく。なお、7月以降で、SuperStream-COREからNXへの移行ツールのリリースを予定している。(畔上文昭)