米IBMは、中国のサーバー事業をテコ入れする。9月8日、子会社の国際商機器(中国)投資(IBM中国)を通じて、地場IT大手の浪潮電子信息産業(浪潮信息)との合弁会社設立に合意した。

 新会社「浪潮商用機器」の資本金は10億元で、出資比率は浪潮信息が51%、IBM中国が49%。中国市場向けの「POWER」プロセッサ搭載サーバーを開発・生産・販売する。

 IBMの狙いは、合弁会社を通じて「POWER」搭載サーバーを中国の“国産ブランド”として提供し、事業を拡大することだ。近年、中国の政府や金融機関では、“安全で自主制御が可能”とされる国産製品の導入が進められている。実際、ガートナーの調査によると、2017年上半期の中国サーバー市場で、シェア上位はファーウェイなど中国勢が占め、IBMは5位以下だ。地場大手の浪潮と手を組むことで、巻き返しを図る。(真鍋 武)