中堅・中小企業のユーザーも開拓

 ユミルリンク(清水亘社長)は10月31日、主力製品のメール配信システム「Cuenote FC」の最新版をリリースした。HTMLエディタ機能を追加し、HTMLメールの制作工数と時間を削減できるという。清水社長は、「B2Cはもちろん、近年はB2B用途でもHTMLメールへの抵抗は薄れており、利用用途は伸びていくと予測している。Cuenote FCは非常に好調で、新機能がさらなる推進力になる」と期待を寄せる。

 HTMLエディタは、ソースコードを書く必要がなく、HTMLの知識がないユーザーでも簡単にHTMLメールが作成できる、HTML専用のエディタ。ドラッグアンドドロップだけで画像が挿入でき、レイアウトやコンテンツの入れ替えなども、マウス操作だけで自在にできるという。直観的に操作でき、SNSへのリンクボタンなどの機能も用意した。さらに、メールの受信端末の画面サイズに応じて表示が最適化されるレスポンシブデザインに対応していて、エディタのユーザー側では特別な操作や設定は必要ない。
 
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清水 亘
社長

 HTMLエディタの開発は、同社沖縄オフィスで活動するUI/UX改善担当の開発チームが担当した。清水社長は、「操作性の高い画面を追求したいという熱い思いをもって開発にあたってくれて、非常にいい機能ができたと感じている。HTMLエディタという言葉を使っている競合ベンダーはいるが、すべてをマウス操作だけで完結できるような操作性を実現している製品は限られる。また、海外ベンダーの無償ツールなども存在するが、メールが大容量になってしまったり、かゆいところに手が届くという意味でそうしたツールとも一線を画す製品に仕上がった」と自信をみせる。

 同社によると、例えばEコマースが重要なビジネスになってきているアパレル業界などでは、HTMLメールで凝ったビジュアルや仕掛けのメールを送りたいという需要が大きい。大手企業であればそういったコンテンツをつくる専門の人員を抱えているケースもあるが、中堅・中小企業で、メールマーケティングの担当者が自分で内製して手軽にHTMLメールを配信したいというニーズも根強く、HTMLエディタはそうしたユーザーもターゲットにしていく。従来、同社のユーザーは大企業中心だったが、HTMLエディタを武器に中堅・中小企業のユーザー開拓も進め、来年1年間で200社の新規ユーザーを獲得したい考えだ。(本多和幸)