中国のAIテクノロジー企業である雲従科技(CLOUD WALK、周晞CEO)は、このほどシリーズBラウンドを通じて5億元(約85億円)の資金を調達した。これをもとに、銀行、空港、公安など注力分野での事業展開を強化する。

 同社は、中国科学院重慶研究所傘下のAI企業で、約400人の人員を抱える。得意領域は顔認証で、すでに中国の100超の金融機関や、23省の公安部門、約80%の国内空港で同社の技術の採用が進んでいるという。

 中国では、AI活用の機運が高まっており、とくに顔認識の発展は著しい。顔認証による銀行での現金引き出しや、店舗でのモバイル決済など、新たな用途が続々と生まれている。前瞻産業研究院の報告書によれば、2016年の中国顔認識市場規模は17億2500万元。22年には66億7300万元に拡大する見込みだ。(真鍋 武)