「Paxata」で新しい知見を

 アシスト(大塚辰男社長)が、データ・プレパレーション・プラットフォーム「Paxata」(パクサタ)の販売を進めている。顧客情報などを分析をする際、手間や時間がかかるデータの準備作業を効率化できるため、担当者は「新しい知見を得るきっかけにしてほしい」と話している。

 データ・プレパレーションは、データを収集し、分析に適した形に加工することを指す。自社データだけでなく、外部のデータを組み合わせて活用する動きが広がっている現在、注目されつつある方法だ。

 ただ、データの準備は簡単ではない。企業で扱うデータの量は膨大になり、形式もさまざま。結果的に、データ分析にかかる作業のうち、80%がデータの準備に費やされているという。

 Paxataは、データの形式を意識せず、取り込んだデータを簡単に分析用に加工ができるのが特徴。加工後のデータの出力先は自由に選べるため、ユーザーが使っている統計解析ツールやBIツールなどで利用できる。

 例えば、CRMに格納されている大量の顧客情報を活用する場合、ブラウザ上でPaxataを立ち上げ、目的に応じて会社名や氏名などを一気に処理できる。格納先によって微妙に異なる会社名などは、一つずつ置換操作をしなくても、機械学習のアルゴリズムによって短時間で整えられる。

 さらに、GUIを採用しているため、専門的な知識がなくても操作できる。途中経過をプレビューで確認でき、データと対話をしているように作業を進めることが可能。改ざんや誤りがないか、作業手順を後からチェックできるガバナンス機能も備える。
 
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山口晃司
東日本技術本部
情報基盤技術統括部
技術2部
課長

 山口晃司・東日本技術本部情報基盤技術統括部技術2部課長は、「データを集めた後の活用について、問題意識をもっている話は多く聞く。どれだけDWHが整備されていても、そこに格納しきれないくらいの量のデータを抱えていることもある。手軽にデータを準備するアプローチの一つがデータ・プレパレーションだ」と説明した。

 そのうえで、「データの加工は、ほかのソフトウェアでもできるが、データの量やフォーマット、格納先は越えなければならない壁になる場合がある。Paxataならば、ほしいデータを必要なタイミングで簡単に手に入れることができる。データ活用の最初の一歩として利用してもらいたい」と話した。

 アシストは2016年、米Paxata社と総代理店契約を結び、同年10月からPaxataの取り扱いを開始。現在、オンプレミス版とクラウド版の両方を販売している。データ・プレパレーションについての認知度向上と、30社への導入を当面の目標として掲げている。(廣瀬秀平)