米マイクロソフトは1月10日、台湾にAI研究開発センターを設立すると発表した。今後2年間で10億台湾ドル(約38億円)を投じ、100人規模の研究チームを組織する。人材の募集と育成を進めて、5年後には200人規模に拡大させる計画だ。

 AI研究開発センターでは、文字入力ソフト「SwiftKey」の中国語入力、意図認識(Audience Intent Recognition)、AIの産業向けアプリケーションの三つを重要プロジェクトに指定。台湾政府の全面的な支援を得て研究開発を進める。発表会には台湾の賴清徳行政院長(首相に相当)も出席した。

 マイクロソフトは2016年にも台湾にIoTの研究開発拠点を設けている。同国がグローバルのハードウェア産業で重要な役割をもち、優秀な技術者が豊富で、政府が産学官連携でAI産業の発展を推し進めていることから、今回のセンター設置を決めた。台湾政府は今後5年間でAI産業の発展に160億台湾ドルを投じる方針を示している。(真鍋 武)