オリックス(井上亮社長)は3月2日、中国フィンテック企業の北京閃銀奇異科技(Wecash、支正春 CEO)への投資を発表した。香港現地法人を通じてWecashの持株会社が新規発行する議決権付優先株式と転換社債を合計6000万米ドル(約64億円)で引き受けた。

 Wecashは、公開情報や第三者機関の情報をもとに個人に関するビッグデータを収集・分析し、信用情報として金融機関や事業会社などに提供するサービスを展開している。データマイニング技術や機械学習技術をベースとしたAIを活用しており、必要な情報を登録して10秒以内に個人信用情報を作成できるという。

 また、資金の借り手と金融機関をインターネット上で仲介する「P2P金融」と呼ばれるサービスも手がけている。すでに、同社のサービスは1億人超の消費者が利用。KPMGが発表した2017年の「中国フィンテック企業トップ50社」にも選定された。

 オリックスは、急成長する中国フィンテック企業の技術を取り込むため、投資に力を注いでいる。この1月には、P2P金融事業を手がける上海点栄金融信息服務(点融)にも67億円を出資した。(真鍋 武)