華為技術(ファーウェイ)が3月30日に発表した2017年通期決算によると、売上高は前年比115.7%の6036億2100万元(約10兆4300億円)となり、初めて6000億元台に乗った。純利益は同128.1%の474億5500万元だった。

 事業別の売上高は、通信事業者向けネットワーク事業が前年比102.5%の2978億3800万元、コンシューマ向け端末事業が同131.9%の2372億4900万元、法人向けICTソリューション事業が同135.1%の549億4800万元だった。

 大きく伸びたコンシューマ向け端末事業では、世界で1億5300万台のスマートフォンを出荷した。主力の通信事業者向けネットワーク事業では、世界で50万以上のNB-IoT基地局を展開し、商用ネットワークで1000万以上の接続を実現。1000社以上のパートナーとNB-IoTエコシステムを構築した。

 地域別の業績では、4Gネットワークの継続的な展開などにより、全体の約半数を占める中国の売上高が同129%の3050億9200万元に。日本を含むアジア太平洋は同110.3%の744億2700万元に成長した。

 研究開発への投資を継続し、売上高の14.9%にあたる897億元を研究開発費に充てた。10年間の累計投資額は3940億元になり、特許保有数は7万4307件になった。(齋藤秀平)