データ仮想化ソリューションを提供する米Denodo Technologiesは、日本で本格的なビジネス展開に乗り出す。大企業から中堅規模の企業をターゲットに、パートナーと協業して製品の拡販を図る。

 Denodo Technologiesは1999年の設立以来、データ仮想化に特化して事業を展開。主力製品のデータ仮想化基盤「Denodo Platform」は、社内のさまざまなデータソースと、データを活用するビジネスアプリケーションやBIツールなどとの間にデータ仮想化レイヤーを設けてデータを統合。ユーザーはデータソースを意識することなく、仮想化レイヤーを介してリアルタイムに最新の情報を活用することができるという。アジア太平洋地域のパートナーマネジメントを担当するアレックス・ホル シニアディレクターは、企業が抱える「意思決定、ガバナンスとコンプライアンス、コストという三つの課題を解決できる」と説明。大企業を中心に、世界で約500社が同社の製品を採用しているという。
 
アレックス・ホル シニアディレクター(左)と赤羽善浩・パートナービジネス戦略部長

 日本では昨年、拠点を開設。年商300億円以上クラスの中堅・大企業をターゲットに、パートナーとの協業でビジネスを本格的に拡大していく意向だ。赤羽善浩・パートナービジネス戦略部長によると、グローバルで統一のパートナープログラムで、案件の発掘・推進や技術サポートを行った企業に対するキャッシュバックやディスカウントなどが受けられるほか、役割に応じたトレーニングの提供や共同マーケティングなどを実施しているといい、「システムの導入・構築、サポートなど、独自の付加価値をつけてビジネスを拡大していただいたパートナーに利益を享受していただけるようなモデルをプログラムとしてつくっている」と話す。直近では新たに、BI/DWH事業を展開するジールとパートナー契約を取り交わしており、今後もデータ仮想化の価値を訴求するパートナーを増やしつつ、市場展開を加速していく方針だ。(前田幸慧)