ZenmuTech(國井晋平社長)は、独自の秘密分散技術を活用した情報漏えい対策ソリューションの新製品として「ZENMU Virtual Desktop」のベータ版の提供を開始した。

小林功二
マネージャー

 ZENMU Virtual Desktopは、秘密分散技術を用いて暗号化したデータをPCとクラウドに分けて保管できるソリューション。利用時は、Windowsのログイン画面に続いてZENMUのスタート画面が表示され、スタートすると仮想ドライブが立ち上がり、デスクトップ画面に遷移する。この状態のときに、保存したデータは自動的に仮想ドライブとクラウドに分散して保存されるようになる。クラウドと接続するため、基本的にはネットワーク接続が必要になるが、オフライン環境でもスマートフォンなどと連携してクラウド上の分散データを同期することで利用できる。

 クラウドに接続することでデータを復元でき、未接続時は秘密分散されたデータしか端末には存在せず、実データは扱えない。端末の紛失時は遠隔でクラウドへのアクセスを制御することで、第三者によるデータの復元を防ぐことができる。分散データは単体では意味をなさないものになっているため、紛失した端末側の遠隔消去などの対応は不要。端末が発見された時には業務を継続できる。また、管理画面から分散したデータの保管場所や利用状況などを把握できる。

 価格は1ライセンス当たり月額780円。9月に正式版のリリースを予定する。導入時にサーバーの構築や設定が不要で、マーケティング&ソリューション営業部の小林功二マネージャーは、「コスト面でVDIの利用が難しいという顧客向けに提供していきたい」と話す。パートナーからも好反応を得られているといい、「VDIがダメだったときの二の矢として提案」することなどに期待している。(前田幸慧)