シスコシステムズ(シスコ、デイヴ・ウェスト社長)は4月21日、企業が完璧なデジタル体験への要求の高まりに応えられるよう、フルスタックの可視性とオペレーショナルインサイトでアプリケーションチームとインフラストラクチャーチームを橋渡しする、マルチドメインの新たなアプローチを発表した。


 アプリケーションパフォーマンス監視ソリューションであるAppDynamicsに、ミッションクリティカルなアプリケーション内で最も重要になるユーザーエクスペリエンス ジャーニーを提示する「AppDynamics Experience Journey Map」を導入する。これにより、ビジネス指標とアプリケーション体験の両方に焦点を当て、ビジネスチームとアプリケーションチームはビジネスパフォーマンス、ユーザーエクスペリエンス、アプリケーションパフォーマンスの相関関係を単一の画面で確認できるようになる。

 ハイブリッドなアプリケーション アーキテクチャー全体にワークロードやコストの最適化を図る機能を提供する「Cisco Intersight Workload Optimizer」をリリースする。このソリューションでは、パフォーマンスとコスト、コンプライアンス上の制約を考慮し、履歴とリアルタイム情報を活用して事前に潜在的な問題に警告を発すると同時に、オーバープロビジョニングによるコスト削減機会をリストアップする。仮想インフラだけで行うアプローチとは異なり、アプリケーションのパフォーマンス低下の根本原因が仮想マシンまたはコンテナ層にあってもストレージやコンピューター、ネットワーク機器の内部にあっても、アプリケーションレベルにかかわらずピンポイントで特定できる。

 また、AppDynamicsとCisco Intersight Workload Optimizerとの間でデータの交換や関連付けが行えるようになり、アプリケーションチームとインフラストラクチャーチームは共通の画面で、アプリケーション パフォーマンス、ユーザー エクスペリエンス、ビジネス インパクトに影響を及ぼすインフラの依存関係を確認することができる。

 さらに、クラウド、データセンター、エッジを横断してKubernetesのプロビジョニングと運用を簡素化し、包括的なサービスとしてコンテナを提供するコンテナ・アズ・ア・サービス(container-as-a-service)を実現する「Cisco HyperFlex Application Platform」を提供する。新しいこのプラットフォームは、オープンソースのツールをまとめて共有し、定型業務を自動化して、マルチクラウド環境全体を通じてアプリケーションのイノベーションを加速できるよう、ITチームとDevOpsチームのいずれにもKubernetesを活用しやすくする。また、AppDynamicsとIntersightを活用して、アプリケーションからインフラスタックまで、すべてのリアルタイムの監視や最適化もサポートする。

 AppDynamics Experience Journey MapとCisco Intersight Workload Optimizerは、今年第2四半期中に提供する予定。HyperFlex Application Platform for Kubernetesは、今年第2四半期中に早期アクセスを開始予定となっている。