クリックテック・ジャパンとスノーフレイク(Snowflake)が協業関係を強化している。両社製品の連携によるメリットを国内市場で訴求していく方針だ。

クリックテック・ジャパンの今井 浩・カントリーマネージャー(左)と
スノーフレイクの東條英俊・日本代表

 米クリック・テクノロジーズの日本法人であるクリックテックは、BIツール「Qlik Sense」やデータ統合製品を提供している。米スノーフレイクは2012年設立の新興企業で、クラウド型データウェアハウス(DWH)を提供。日本代表を務める東條英俊氏は製品の特徴について、「データを保管するストレージと計算処理するコンピュートリソースを完全に分離しており、それぞれのニーズに応じて柔軟にスケールできる」と説明する。

 今年2月に米クリックが「Snowflake Partner Connectプログラム」に参加するなど、両社は提携の強化に動いている。背景としてクリックテックの今井浩カントリーマネージャーは、「(データ統合製品に含まれる)『Qlik Replicate』によって、何も意識せずにSnowflake側で適切なデータの形にしてくれる。Qlik SenseのユーザーはSnowflakeのデータを適切に分析し、ビジュアライズできる。われわれにはストア機能がないため、連携しない手はない」と説明。加えて、「リアルタイム性やスケーラビリティーもSnowflakeは特徴的だった」とする。

 スノーフレイクの東條氏は、一般的に社内に複数のデータマートが用途別に存在することがメンテナンスやセキュリティの観点で課題になることから「(データは)1カ所に集めることが合理的」とする一方、これまでは「技術的にそれがなかなかかなわなかった」と指摘。その上で、「Qlik Replicateは、さまざまなデータソースに対応しているのが強みだと思う。サイロ化されたデータもSnowflakeで一元管理できる。それができると本来得られるべきインサイトが得られる」と強調した。

 グローバルで両社共同の顧客はすでに200を超えているという。今後は国内においても両社製品を組み合わせる提案を強化する。SIerにとっても、「これまでデータマートの構築などにかかっていた時間やコストを削減し、よりお客様のビジネスに目を向けることができる」(今井氏)として、SIパートナーに対しての訴求も強める。(前田幸慧)