ニューラルポケットは、8月20日に東京証券取引所マザーズに上場した。上場初日、2日目と買い気配で値が付かず、3日目の8月24日に、公開価格の5.7倍の5100円で初値が付いた。

ニューラルポケットのWebサイト

 ニューラルポケットは、「AIエンジニアリングで未来の社会を形にする」をミッションに掲げ、実社会でのAI技術の活用と産業化を目指して事業を展開している。同社のエッジAIは、スマートシティのなかで使われる様々なアプリケーションに搭載可能で、進行中の開発プロジェクトのなかで不動産デベロッパーや通信事業会社、セキュリティ管理会社、技術商社など、都市開発を支える様々な事業分野の大手企業と協働している。また、市場拡大に向けて、4月30日には同社初の海外拠点としてシンガポール支店を登記した。現地企業と協業関係を強化しながら事業展開を加速していく。

 サイネージ広告関連サービスでは、新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言の発令を受けた商業施設の閉鎖により、サイネージの設置作業に一部遅れが生じているが、中止に至った事例はないという。複数の商業施設やオフィスビル、観光施設などで同社エッジAIを搭載したデジタルサイネージの設置が進んでいる。

 ファッショントレンド解析サービスでは、大手アパレルブランドなどで、同社サービスを活用した企画商品が全国の店舗で販売されている。継続的にサービスを提供する事業モデルで、安定的な収益基盤を構成している。

 20年12月期の業績は、売上高7億7600万円(前期比149.4%増)、営業利益1億6500万円(前期は営業損失1億3300万円)、経常利益1億3900万円(前期は経常損失1億3900万円)、当期純利益1億1500万円(前期は当期純損失1億3900万円)を見込んでいる。