米シリコン・ラボは9月23日、自宅や玄関先でのデバイスの機能向上を支援することを目的に、Wi-Fi帯域幅の一部を共有する隣人によって作成された共有ネットワーク「Amazon Sidewalk」を支援するため、Amazonと協業すると発表した。

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 シリコン・ラボが提供するAmazon Sidewalk向けワイヤレスソリューションにより、開発者はどのプロトコルを使用していても、暗号化されたクラウド通信でIoT製品開発が可能となる。シリコン・ラボのEFR Wireless Geckoシリーズ製品は、SidewalkのSub-GHzとBluetooth Low Energyプロトコルをサポートしている。

 Amazonがユーザーに無料で提供しているSidewalkは、新しいデバイスのセットアップを簡素化し、低帯域幅デバイスの通信範囲を広げ、自宅のWi-Fi範囲外にいてもオンラインで最新の状態を維持できるようにする。Amazon Sidewalkを利用することで、ユーザーは、自宅や周辺地域のスマートデバイスのカバー範囲の向上、防犯カメラからのモーションアラートなどの用途での限定的なオフライン接続の有効化、Wi-Fiがダウンしている場合でもトラブルシューティングのためのカスタマーサポートの提供、新しいデバイスのセットアップの容易化などを体験できる。

 将来的には、Sidewalkは問題を自己診断して交換部品を注文できるツール、スマートロックの消費電力を削減した状態での通信距離の向上、ペットや貴重品の位置を近所のどこにいても確認できる機能など、新しいデバイス体験を提供する予定。

 また、セキュリティとプライバシーの複数のレイヤーを備えたAmazon Sidewalkは、Bluetooth Low Energy(BLE)や、900MHz帯の周波数シフトキーイング(FSK)、チャープスペクトラム拡散(CSS)をサポートしている。