カラダノート(佐藤竜也社長)が10月27日、東京証券取引所マザーズに上場した。公開価格450円に対して初値は1890円。4.2倍となった。

カラダノートのWebサイト

 カラダノートのコーポレートビジョンは「家族の健康を支え笑顔をふやす」。肉体的な健康だけでなく精神的・社会的な健康を支援することで、家族起点での日本の幸福度向上を目指している。同社がサービスを展開する未就学児を対象とした教育市場や出産関連市場は、少子化の流れが加速しつつもシックスポケット(一人の子どもに対して両親と双方の祖父母から資金が注がれること)の増加により、拡大傾向にあるという。

 同社においては、子育て世代から初孫世代まで幅広い世代を対象としたコンテンツ開発力を強みとしており、家族の中心となる“ママ”を起点としたヘルスケアサービスを展開している。具体的には、子育ての悩みを解決する情報Webサイト「ママびより」の運営のほか、陣痛間隔計測の「陣痛きたかも」、子どもの授乳・睡眠・排泄を記録する「授乳ノート」といった各種子育て支援アプリを開発・提供している。また、サービスユーザーのデータを基に良質なファミリーデータベース(DB)を構築していることも大きな特徴で、これを活用することで子育て世代を中心とした送客支援や調査事業といったBtoB向けマーケティング支援ソリューションを展開している。現在ファミリーDBの規模は80万世帯に達しており、そのほとんどが未就学児世代だという。

 今後同社では、既存DBに含まれるユーザーのライフスタイルに合わせてサービスの提供領域を拡大させつつ、DBの規模を広げていく考え。収益化対象世代と自社サービスの課金領域を増やすことで、現在の送客を軸とした成果型ビジネスから、自社サービスの課金型と送客型を組み合わせたビジネスモデルへの転換を図る。短期的な施策としては保険や食材宅配などのパートナーとの連携を強めていくほか、MAツールの導入により顧客とのコミュニケーションを強化していく。将来的には資本提携やM&Aも視野に入れているという。

 21年7月期の業績予想は、売上高が8億5600万円(同期比16.8%増)、営業利益が2億500万円(同66.5%増)、経常利益が1億9000万円(同53.2%増)、当期純利益は1億2600万円(同51.4%増)を見込んでいる。(銭 君毅)