札幌に本社を置き、教育用Webアプリケーションを開発・提供するVERSION2は、eラーニングシステム「GLEXA」エンタープライズ版の販売拡大に向けた取り組みを強化している。3月には、認知度の向上に向けて、GLEXAの公式サイトをオープン。コロナ禍をきっかけに企業からeラーニングシステムに関心が寄せられる中で、エンタープライズ版の認知、導入の拡大に力を入れる。

品田淳智 取締役

 GLEXAエンタープライズ版は、研修・教育コンテンツをオンライン配信できる教育プラットフォーム。同社が大学などの教育機関向けにしているGLEXAの企業・病院向け製品にあたる。

 GLEXAは動画機能が特徴で、「動画をただ配信するのではなく、“動画教材”として配信する」と、同社の品田淳智取締役は説明する。受講者の動画視聴中に問題を表示したり、早送りを禁止したりなど、「受講者が集中して視聴できる仕組み」になっているという。また、教材の問題作成が簡単に行えるといった「シンプルな操作性」(品田取締役)も強みとしている。製品はSaaSとパッケージの2種類の契約プランがあり、パッケージでは機能追加などのカスタマイズにも対応している。

 エンタープライズ版は2019年に提供を開始。集合型の教育研修サービスを手掛ける企業や医療機関で導入されてきた。品田取締役によると、「コロナ禍をきっかけに人が集まれなくなった中で、教育や研修もWeb会議ツールなどを利用してオンライン化されるようになってきたが、次第にそれだけでは足りないと企業が思うようになった」として、「eラーニングシステムの重要性が増し、GLEXAへの問い合わせも急増した」と言う。そうしたニーズの高まりを背景に、製品の認知度の向上を図るため、今年3月にGLEXAの公式サイトをオープン。エンタープライズ版を中心に製品の機能やパートナー向けの情報などを発信している。

 今後同社では、研修会社や医療機関に加え、社内教育用途で一般企業をターゲットにエンタープライズ版の導入を拡大していく方針。それに向けて、SIerなどセールスパートナーとの連携も強化し、「各地域にセールスパートナー企業を増やし、GLEXAの認知度を上げていきたい」としている。(前田幸慧)