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TXOne Networks Japan、OTセキュリティの新製品を発表 新コンセプト「CPSDR」に基づき開発
2023/10/19 09:00
週刊BCN 2023年10月16日vol.1988掲載
TXOne Networks Japanは10月5日、OT(Operational Technology)セキュリティの新製品となる「Elementシリーズ」を発表した。同社が提唱する新たなOTセキュリティのコンセプト「CPSDR(Cyber Physical System Detection & Response)」に基づき開発したという。
Elementシリーズは、「Portable Inspector」「Safe Port」「ElementOne」の三つで構成され、OT環境のセキュリティ検査と資産管理業務の効率化を実現する。Portable InspectorはUSBスティック型で、ソフトウェアがインストールできないOTシステムに対してマルウェアの侵入状況を検査。Safe Portは、外部から持ち込まれるリムーバブルメディアのセキュリティ検査を行う。両製品で得られたマルウェア情報などはElementOneに集約され、単一のダッシュボードで運用管理ができる。スキャンの概要といった情報のレポートも作成可能。Portable InspectorとElementOneは10月5日に発売、Safe Portは2024年1~3月中に提供を開始するとした。
既存製品のアップデートも行い、OTエンドポイントセキュリティ「Stellar 3.0」、ネットワークセキュリティ「Edge V2シリーズ」の提供を開始したことも明らかにした。
新たなコンセプトであるCPSDRは、ITセキュリティで用いられる検知・対応製品と同様に予期せぬ変化や異常動作を迅速に見つけ出し、オペレーションに影響を与える前に阻止するという考え方。業務執行役員の今野尊之・ビジネス戦略担当兼マーケティング本部長は「CPSDRに基づいてソリューションを提供することで、セキュリティ強化と運用安定性のトレードオフを克服していく」と説明した。
同社は6月から認定パートナー制度を開始、NRIセキュアテクノロジーズ、岡谷エレクトロニクス、東芝デジタルソリューションズなどが参画している。今後は、親会社のトレンドマイクロとパートナーの販路により拡販を目指す。
近藤禎夫社長は「サプライチェーンセキュリティ強化の観点からも地方の中小企業に対しても導入を進めていきたい」と展望した。
(岩田晃久)
TXOne Networks Japanは10月5日、OT(Operational Technology)セキュリティの新製品となる「Elementシリーズ」を発表した。同社が提唱する新たなOTセキュリティのコンセプト「CPSDR(Cyber Physical System Detection & Response)」に基づき開発したという。
Elementシリーズは、「Portable Inspector」「Safe Port」「ElementOne」の三つで構成され、OT環境のセキュリティ検査と資産管理業務の効率化を実現する。Portable InspectorはUSBスティック型で、ソフトウェアがインストールできないOTシステムに対してマルウェアの侵入状況を検査。Safe Portは、外部から持ち込まれるリムーバブルメディアのセキュリティ検査を行う。両製品で得られたマルウェア情報などはElementOneに集約され、単一のダッシュボードで運用管理ができる。スキャンの概要といった情報のレポートも作成可能。Portable InspectorとElementOneは10月5日に発売、Safe Portは2024年1~3月中に提供を開始するとした。
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