KKCompany Japanは2月21日、記者説明会を開き、動画や音声データ、文書といったコンテンツの活用基盤「BlendVision AiM」のアップデートを発表した。動画に対するAI機能を中心に強化し、大量の動画の中から必要とする情報が含まれる動画と、その動画内の該当箇所を特定できるようにした。動画による研修に力を入れる企業や、eラーニングコンテンツを配信する企業などでの活用を見込み、動画内の情報の活用を効率化できる点を訴求する。
BlendVision AiMはさまざまなコンテンツから情報の抽出や要約の作成、文字起こしなどができる基盤。新機能ではアップロードした動画に対して、AIにより自動でシーンの分割やタグ付けが行える。音声だけでなく、文字情報もAIが解析できる点が強みだ。複数の動画から横断的に情報を検索して、検索した内容が含まれる動画の該当シーンへ移動できる。
三木芽以子
シニアアカウント エグゼクティブ
三木芽以子・Product Salesシニアアカウントエグゼクティブは「企業の動画活用は増加傾向にあり、会議の議事録や従業員に対する研修などに利用範囲が広がっている」とした上で、「求めている情報を探し出すのに時間がかかるといった動画の欠点をカバーし、動画コンテンツを社内資産としてフル活用できるようにする」とアピールした。
販売戦略はパートナーによる間接販売を基本とする。現在、3社と代理店契約を締結しており、今後も複数社と協業する予定。
トニー・マツハシ 代表
料金体系も容量ベースの課金からユーザー単位の課金に見直した。トニー・マツハシ代表は「多くのクラウドサービスに合わせ、代理店が慣れ親しんだ課金の仕組みにした」と述べた。
(大畑直悠)