ニュース
NTTコミュニケーションズ、ノーコードAI開発ツールの活用を推進 中小企業のDX支援を強化
2025/05/22 16:00
週刊BCN 2025年05月26日vol.2060掲載
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、中小企業のDX支援を強化し、ノーコードAI開発ツール「Node-AI」の活用を推進している。5月15日に開いた説明会では、山口県の企業が水質管理の予測用途でAIを開発した事例を紹介。今後、製造や小売りなど幅広い業界向けに展開していく。
Node-AIは、IoTデータや売り上げデータなどの時系列データの分析に特化し、数値予測や異常検知などの課題解決のためのAIを開発できる。プログラミングの知識が不要で、製品のWebページでアカウントを登録すると無料で試すことができるため、中小企業でも取り組みやすくなっているとした。
一方で、中小企業がAIを自社で活用できるようになるまでには一定のサポートが必要なケースがほとんどで、有償プランの伴走支援で、AIモデルの開発とデータ活用人材の育成をサポート。顧客だけで継続的に自走活用できる体制を目指していく。
事例として紹介したのは、山口県下関市の住吉工業の取り組み。ごみの最終処分場での放流水の水質管理で、測定場所の過去の水質管理データをAIに学習させ、2日後の放流口における放流水のpH値を予測。365日従業員が実施している現地での水質調査を、AIの予測値を参考に回数を減らす目的で活用していく。同社は山口県の中小企業向け補助金を使い、NTTコムの伴走支援を受けた。
NTTコムは、今後はさまざまな業種の中小企業に向けて、Node-AIの導入とデータ活用人材育成の支援を展開。5年後までに複合サービスを合わせて100億円規模の売り上げを目指していく。ただ、伴走支援に提供できる人的リソースが限られていることが課題とした。イノベーションセンターテクノロジー部門の切通恵介・プロダクトマネージャーは「伴走支援をしてくれるパートナーを集めることも計画している」と述べ、パートナーを通じた拡販に意欲を示した。
(堀 茜)
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、中小企業のDX支援を強化し、ノーコードAI開発ツール「Node-AI」の活用を推進している。5月15日に開いた説明会では、山口県の企業が水質管理の予測用途でAIを開発した事例を紹介。今後、製造や小売りなど幅広い業界向けに展開していく。
Node-AIは、IoTデータや売り上げデータなどの時系列データの分析に特化し、数値予測や異常検知などの課題解決のためのAIを開発できる。プログラミングの知識が不要で、製品のWebページでアカウントを登録すると無料で試すことができるため、中小企業でも取り組みやすくなっているとした。
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料)
ログイン
週刊BCNについて詳しく見る
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
- 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!…etc…