HRソリューションを提供するスタートアップのリーディングマークは、社員の離職防止などの機能を提供する「ミキワメ」の拡販にあたり、新たにパートナープログラムを開始した。見込み顧客を紹介し成約した場合、SaaSの契約が続く限りパートナーに一定割合のインセンティブを支払い続ける仕組み。パートナーの紹介によってエリアや企業規模を問わず大幅な販売拡大を目指す。
ミキワメは、企業が採用試験時に独自の適性検査を受けてもらうことでミスマッチ採用を防いだり、雇用後に社員の心の状態をAIが分析し、適切なケアを提示して休職や離職を予防したりといった機能などを提供している。2020年に提供を開始し、直販を中心に顧客は4000社を突破。これまで、導入企業が周囲に紹介するなどして販売につながるケースはあったが、5月から本格的に販売パートナーの募集を開始した。
パートナーには、見込み顧客の紹介を求め、顧客の課題聞き取りや導入にかかる伴走支援などはリーディングマークが行う。契約が成立した場合、パートナーには契約が続く限り毎月インセンティブを支払い、成約数が一定数を超えるとインセンティブの割合も増やすという。
飯田悠司 社長
飯田悠司社長は「当社のプラットフォームを利用いただく企業を一気に増やしたいと考え、思い切ったインセンティブを用意した」と狙いを話す。同社は契約を増やし、パートナーはインセンティブをリカーリング収益とすることで、双方の成長を目指したいとした。同社は地方を含め広いエリアで拡販したい考えで、ミキワメの無料トライアルを提供。パートナー向けにオンラインで製品の勉強会も開催する。
飯田社長は「ミキワメは離職率の低減を通じて経営成果に直結するソリューションだ。事業を成長させたい経営陣とつながりのある企業にパートナーになってほしい」と呼び掛けている。
(堀 茜)