イスラエルと米国に本社を置くWalkMe(ウォークミー)日本法人がパートナー経由のデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)導入を強化している。2024年の独SAP(エスエーピー)による買収後、エスエーピー起点での案件獲得にも注力。SAPジャパン出身で11月に就任した野田亮・カントリーマネージャーは「ユーザー企業システムの目的が達成され、現場が使いやすくなる環境を目指す」と意気込む。
野田 亮 カントリーマネージャー
25年10月に日立製作所、12月には東京システムハウスと導入支援に取り組むと発表し、チャネルを増やしている。さらにエスエーピーのパートナーも販売網に加わったことでターゲットを広げている。野田カントリーマネージャーは、同社のDAPツールは複雑なシステム間をまたぐ場面の操作で価値を提供するため「大企業で効果が大きい」としつつ、中堅・中小企業でもアプリケーション数が膨大な環境になっていると指摘。「エスエーピーのターゲット層と共通化する」と見通す。ただエスエーピー案件だけでなく、幅広く手掛ける方針も示した。
ユーザーからはトレーニングで使うツールと認識される場合もあった。こうした課題を受け、本番環境に組み込んで業務遂行を支えるというメッセージの発信を強化。システム構築の段階からのアプローチを強めている。
製品は▽全ソフトウェアのユーザー行動の把握▽タイムリーなガイド▽継続的な計測ーによる業務最適化支援を基本に、「DAP3.0」のアップデートとして生成AIを搭載。操作ガイドだけでなく業務課題解決にも寄与する。例えば調達管理システムで代替調達の必要性が判明すると、別のシステムとも連携して仕入先の手配などの一連の業務を提案、遂行する。
(春菜孝明)