数字で見る中小企業のIT天気図

<数字で見る中小企業のIT天気図>1 調査の概要

2002/11/04 16:04

週刊BCN 2002年11月04日vol.964掲載

 ノークリサーチでは「中堅・中小企業のIT/コンピュータ利用実態調査」を1998年から実施しており、2002年で4回目となる。02年版の調査は01年11月から02年1月にかけてアンケート調査を実施した。

 アンケートの対象は年商5億円以上500億円未満(一部に500億円以上も含む)の全国7000社の民間企業(製造業、建設業、卸売業、小売業、サービス業)に向けて郵送アンケートを実施し、700件(サーバー導入企業)の有効回答を得た。

 質問内容は、サーバーの導入状況、利用実態、導入計画、ITソリューションの利用実態、販売店、メーカー評価などで、定量的な集計結果をもとに分析した。

 2002年版調査のポイントの1つは、悪化する経済環境にありながら、中堅・中小企業のIT導入への勢いは衰えてはいないことだ。一方で、販売店はユーザーから求められる付加価値基準に十分には達しているとはいえない。その要因と背景を把握することで、販売店、メーカーなどの売る側にとっての参考となる分析結果を導き出すことが調査の狙いだ。

 今回からシリーズでレポートの内容を順次ご紹介していく。今回はその回答者のサンプルサマリを記す。(ノークリサーチ 伊嶋謙二)
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