数字で見る中小企業のIT天気図

<数字で見る中小企業のIT天気図>3 サーバー導入は情報処理部門へ集中

2002/11/18 16:04

週刊BCN 2002年11月18日vol.966掲載

 中堅・中小企業のサーバー導入を部門別にみると、情報処理部門が44.3%と大半を占めた。経営部門への導入はわずか4.1%(+0.3ポイント)。2001年と比較すると、一般管理部門(-1.4ポイント)、販売・営業部門(-3.3ポイント)、生産管理部門(-2.3ポイント)が減り、経営部門(+0.3ポイント)、情報処理部門(+7.2ポイント)となり、中堅・中小企業でもIT専門部署として情報処理部門での導入集中化傾向が見える。

 導入しているサーバー種類では「PCサーバー」が87.4%とさらにウェイトを高めた。「UNIX」は5.7%、「オフコン・その他」はわずかに6.9%に過ぎない。また1部門あたりの導入サーバー台数では「1台のみ」が68.8%と圧倒的に高いが、導入部門におけるサーバー台数は増加傾向にある。情報系サーバーのアドオン導入は確実に進んでいる。

 ネットワークOSは、01年より前はウィンドウズNT(導入率68.2%)主導だったが、01年以降はNTからウィンドウズ2000(導入率10.7%)へのシフトが明確になってきている。UNIX(5.2%)やLinux(2.6%)の導入率は低い。
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