数字で見る中小企業のIT天気図

<数字で見る中小企業のIT天気図>17 サーバー導入前に参考になる情報

2003/03/03 16:04

週刊BCN 2003年03月03日vol.980掲載

 中堅・中小企業が実際にサーバーを購入する際にどんな情報を重要視しているのだろうか。最も購入に対して参考にする情報は「営業担当者の訪問」が59.3%で約6割を占め、圧倒的に高い。購入先がシステムプロバイダ、ディーラー、販売店が多いことからも分かる。次いで、「ホームページによる情報」が28.1%で多い。これは、ベンダーなどのサイトから製品やソリューションの情報を事前にチェックしていることを表している。

 また、そのための情報収集ツールは「パソコン」が44.0%で最も多く、「電話」が25.2%でこれに次ぐ。参考情報については「営業担当者の訪問」のウエイトが一番大きかったにも関わらず、「ホームページによる情報」収集のためのツールである「パソコン」が最もウエイトが高かった。

 このことからもユーザーは、前もって「パソコン」で情報収集をし、さらに営業担当者から直接話を聞いて情報を確認、その後、サーバー購入に至るというプロセスをとっていることが考えられる。多くは営業担当者に電話をかけ、情報入手やカタログ請求などをしてから、さらに直接営業担当者を呼んで詳細情報を入手するプロセスを踏んでから購入に至っているということだ。ただし、エントリー系の低価格サーバーは、ウェブ情報を重視する傾向が強い。(ノークリサーチ 伊嶋謙二)
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