成長軌道に乗せる

三井情報 下牧拓 社長
 3か年の中期計画が2009年度(10年3月期)で終了する。節目の年ということで、成長軌道に乗せることが重要と認識している。

 三井情報開発とネクストコムが統合してからの2年間は、人事制度や社内システムの改善、コンプライアンスなど社内体制の整備に力を注いだ。3年目の09年度は、「挑戦」をテーマに掲げてビジネスを展開してきた。ERP事業の本格化、仮想化への取り組みなどだ。その結果、三井物産から大型案件を受注することに成功した。グループ間だから受注できたわけではない。三井物産は、そんなに甘い考えではシステム発注をかけない。当社の地道な努力が実を結んだのだ。

 さらに、CRE(企業不動産)関連やグリーンIT関連など新しいビジネスの着手でユーザー企業を獲得できるようになった。数値でみると、システム構築の開始がこれからという案件もあって、業績面で明確な効果につながったというわけではない。そういった意味では、種を蒔いて芽が出始めたという段階だ。この芽を育てていくわけだが、決して枯らすことなく、必ず開花させられると確信している。

 10年度から新しい中期計画を策定することになるが、09年度の実績を踏まえると、成長戦略を立案することになる。現在、幹部などと話を進めており、講じなければならない策が大方は挙がっている。敷設した成長路線を、いかにたどることができる戦略を打ち出すかがカギを握る。