年頭所感

【2016年 年頭所感】 日本システムウエア

2016/01/14 20:40

週刊BCN 2016年01月11日vol.1611掲載

多田尚二 社長
 「これまでを超える、これからを」を2016年のキーワードとしたい。顧客に向けてこれまでを超える新しい価値を提供していくのはもちろんのこと、自社のビジネスの中身についても、これまでを超えていかなければならない。

 国内情報サービス業の経営環境は良好で、売り上げを伸ばしやすい環境にある。だが、それだけではダメだ。将来、景気後退のフェーズに入ったときにもちこたえられない。当社にしかできない技、サービスにより一段と磨きをかけて、新しい価値を他社に先駆けて届けられるよう取り組んでいく。

 具体的には、IoTやエネルギー管理(EMS)、設備管理などのリアルタイム・データ処理基盤の「Toami(トアミ)」を活用した事業が順調に拡大している。これに関連した領域は、20年までに100億円の事業に育て、当社の収益の新しい柱にしていく。業務アプリケーション系のビジネスでも入出庫在庫管理システム「ORBIS(オービス)」などをベースに強みとする領域を一段と伸ばしたい。

 当社はToamiを軸としたIoT/M2M系と、「ORBIS」をはじめとする業務アプリ系のビジネスの大きく二つの収益の柱があり、いずれも当社ならではの独自性豊かな商材に仕上がりつつある。今年度(16年3月期)は中期経営計画の最終年度であり、目標としている年商300億円に迫れる見通し。この数字は当社の強みが詰まった数字であり、これからの堅実な成長に向けた基礎となるものだ。
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外部リンク

日本システムウエア=http://www.nsw.co.jp/