2016年設立のanyは、社内向けの情報共有 ツールを提供しているスタートアップです。 簡単に質問・回答を投稿して情報を蓄積し、 検索もできるツールで、情報の管理・共有の 効率化を図ることができます。吉田和史代表 取締役にお話をうかがいました。
Company Data
会社名 any
創業 2016年10月3日
所在地 東京都渋谷区
事業概要 Qastの企画・開発・運営
URL:http://anyinc.jp/
どんな会社なの
情報共有ツール「Qast(キャスト)」を提供しています。
吉田和史 代表取締役
Qastは、社内の情報を管理・共有できるツールです。分からないことについて質問を投稿し、回答できる「Q&A」と、自分の持つノウハウや議事録などの情報を投稿して共有できる「メモ」の大きく二つの機能があり、「社内WikiとQ&Aが一つで完結している」ことが特徴です。
投稿された情報は蓄積されて、たまってくるとタグやキーワードで検索して情報を入手することが可能です。また、コミュニケーションツールである「Slack」や「Microsoft Teams」と連携しており、各ツール上のチャットからQastに投稿することも可能です。
投稿の数や投稿についた「いいね」の数に応じて点数を付与する仕組みも搭載しています。この点数を人事評価の一つとして活用したり、ツール自体の利用度を見たりすることができます。
Qastは社内における問い合わせの削減や、情報・ノウハウの蓄積に活用することが可能です。同社ではカスタマーサクセスのチームを擁していて、導入後の定着支援も行っています。
導入実績は
約1500社が導入しています。
2018年7月に提供を開始し、現在までに約1500社が導入しています。利用企業の業種・規模も幅広く、最近ではテレワークに向けた取り組みの一環としての引き合いが増えているそうです。
今後の方向性は
「ナレッジ共有といえばQast」と言われるようになることを目指します。
他社サービスとの連携では現状、SlackとTeamsの二つのみに対応。今後、ほかのチャットツールやファイル共有サービスなどとも連携し、各ツールからQastへ情報を蓄積できる選択肢を増やしていく考えです。
約1500社の導入実績がありますが、ビジネスの手応えとしては「まだまだ」。これからも情報共有ツールとして存在感を高めていくことを目指し、導入目標として「5年後に1万社を狙いたい」と話します。
よろしくany
吉田さんによると、以前はサッカーメディアや漫画アプリを運営していましたが、うまくいかず。次の事業を考える中で、会社員時代の「社内の情報検索ができない」という課題感を基に考案したのが現在のQastです。「成功事例を重ね、これはいけるというテーブルに乗っている。もっとプロダクトを磨いていきたい」と意気込みます。anyは「社内情報共有ツール」でイッポ前へ!