私の住む米国ワシントン州では、禁煙条例が12月8日から施行された。これによるとレストランなどの屋内や屋内のドアから25フィート(約7.5m)以内の屋外での喫煙が禁止された。

 日本と同様、喫煙者の居場所がだんだん少なくなっている。しかし、これ以上に驚いたことがある。最近、人事関連のセミナーで、人材採用の時に、話を聞いて良いことと悪いことの注意を受けた。例えば、「あなたは結婚していますか」と質問することは違法である。性別を聞くこともできない。

 とにかくスキル(能力)以外の部分で人を判別する質問をしてはいけないのだ。

 しかし、このような米国で「タバコを吸いますか」という質問はかまわない。そして、喫煙者だという理由で採用を拒否することができるのだ。これは、喫煙者がいることで健康保険が高くなるというのが理由だそうだ。

 要するにタバコを吸う人間には普通の人権が与えられないということがわかった。喫煙者を差別することを認めた米国、さすが禁酒法を施行した国だと改めて考えさせられた。(サンノゼ発)