現在ではごく当たり前の“風景”となった駅の自動改札機。歴史を辿ると、関西系の企業、大学に行き着く。

 今から40年ほど前、近鉄が大阪大学と共同で改札業務自動化の研究を開始した。その研究を基に、自動改札機の原型を開発したのがオムロン、実用化したのが阪急電鉄である。1967年3月、北千里駅で世界初の自動改札機を運用した。これに引き続き近鉄とオムロンは「磁気カード式定期券自動改札機」を開発、71年4月に近鉄の19の駅に設置した。こうした業績が認められ、07年11月、オムロン、大阪大学、近鉄、阪急は世界最大の学会である電気・電子学会IEEEより「IEEEマイルストーン」に認定された。