家電量販店業界が動いています。7月13日、ヤマダ電機がベスト電器の買収を発表しました。業界内での地位固めだけが目的ではありません。山田昇会長兼CEOは「グローバル化」を掲げました。
さらに、6月26日にコジマの買収を完了したビックカメラの宮嶋宏幸社長は、家電量販店にとって脅威である通販サイトとの差異化のために「実店舗のあり方を追求していかなければならない」と訴えています。
ヤマダ電機とビックカメラの動きからは、同じ市場、同じビジネスモデルの相手だけをみていたのでは生き残ることができない状況が浮かび上がってきます。家電量販店は、変わらなければならない局面を迎えています。(佐相彰彦)
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家電量販業界、相次ぐ大型買収が物語る新局面メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.8.6」より