旅の蜃気楼

コスプレサミットを観てみんとて

2012/08/23 19:47

週刊BCN 2012年08月13日vol.1444掲載

【名古屋発】『世界コスプレサミット』を観に行った。今回で10回目を重ねるイベントで、所は名古屋・栄にあるオアシス21の野外ステージだ。

▼会場には熱気が渦巻いている。参加者は1万8000人という。舞台で踊る出演者を取り囲む大半の観客は、自身もコスプレに身を固めている。当方は、どのコスプレを見てもちんぷんかんぷんだが、肌が多めに露出したコスプレイヤーを見ると、思わずドキッとして、目を逸らすことになる。カメラを向ける勇気が出てこない。

▼どうも意気地のない写真ばかりで、当日、私は浮き足立っていたようだ。でも居心地は悪くなかった。参加国は、中国、韓国、アメリカ、ドイツ、フランス、フィンランド、ロシア、オーストラリア、イタリア、スペイン、デンマーク、メキシコ、イギリス、タイ、オランダ、ブラジル、シンガポール、マレーシア、インドネシア、そして開催国日本の20か国。立派な世界のサミットだ。今回の優勝国は日本で、2回目だ。

▼第1回は2003年、大須に近いホテルで開催された。パソコン量販店のグッドウィルとテレビ愛知が企画して、イタリア、ドイツ、フランスのコスプレイヤーを招聘した。提唱者の一人である田中満祐さんは言う。「大須夏祭りのイベントとして企画した。最初のスポンサーはブラザー、今では経産省もオフィシャルパートナーです。大きくなりました」。

▼演者は、2分30秒の持ち時間を日本語で演じる。各国訛りの日本語で、アニメのワンシーンを演じる。コスチュームは手づくりで、立派なでき映えに拍手が沸く。今回から、WCSという新会社が運営を一手に引き受けた。アニメ王国日本の元気パワーはまだまだ世界を巻き込んで、ボルテージを上げそうだ。ガンバレ、世界コスプレサミット。(BCN社長・奥田喜久男)

おじさんには、どのコスプレを見てもちんぷんかんぷん。だが、会場の熱気は十分に伝わってきた
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