▼寒さとともに、天体観測の季節が訪れる。冬の星座といえば、おおぐま座(北斗七星)とオリオン座を思い浮かべる人が多いのではなかろうか。両星座とも、みつけやすい形をしている。オリオン座をみるときに、いつも気になるのが、最も明るい一等星のベテルギウスだ。すでにこの世には存在していないという。地球から見えるのは過去の光。儚きは星の命である。

▼多くの企業が、ハードやOSのサポート切れのタイミングで、業務システムも刷新してきた。業務に関係のないところで、業務システムの寿命が決まる。現場がシステムの刷新を嫌うのは、そこに原因があったのかもしれない。

▼クラウドの普及によって、ハードやOSとの依存関係が薄くなり、業務システムの寿命が延びるとされる。寿命が延びれば、開発案件が減ってしまう。クラウドの普及がシステム開発会社を危うくする説の一つの要因だ。本当にそうなのか。ITの進化をよそに、業務システムが停滞することはあるのだろうか。その答えが出るであろう数年後が楽しみだ。

▼ベテルギウスの和名は「平家星」。冬の星座だが、「ただ春の夜の夢のごとし」である。(風)