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上海市にある公衆電話ボックス

 共亨経済(シェアリングエコノミー)が急拡大する中国。自動車、傘、モバイルバッテリ、ベッドと、シェアする対象は広がるばかりだ。ただし、爆発的に普及した自転車シェアなどの成功例がある一方で、需要を疑問視せざるを得ないサービスも多い。

 新華社通信によると、上海市徐匯区では、新たに「シェアリング読書ボックス」サービスの開始を計画している。近年、めっきりと利用者が減ってしまった電話ボックスを活用し、電子書籍を閲読できるボックスへ改装するという。

 しかし、電子書籍はモバイル端末で読めばよい。そもそも、電話ボックスが利用されなくなったのは、いつでもどこでも電話できるスマートフォンが普及した影響が大きい。わざわざ読書のために、ボックスまで足を運ばなければならないというのは、利便性に欠ける。流行に乗るのは悪いことではないが、実用性や利便性なくして、シェアリングサービスは浸透しない。