ABEJA社長がおくるAIビジネスの啓蒙書

 エンタープライズの業界では、「AI」というキーワードを耳にしない日はない。いまやAIを試験的に採用してみようという段階から、AIを活用した本格的なビジネス展開へと進んでいる。

 国内でいち早くディープラーニングに注目し、取り組み始めたのがITベンチャー、ABEJAの岡田陽介社長だ。本書の筆者でもある。

 ディープラーニングという言葉や概念が日本では全く浸透していなかった2012年、その技術に注目し、ABEJAを起業した。現在は小売流通、製造、物流、広告、金融、医療など10業種以上にディープラーニング製品を提供している。

 このAIビジネスの第一人者が本書で「AIのビジネスへの実装の具体的方法」を解明している。実ビジネスにどのようにAIを活用すればいいか、AIの基本的な仕組みから実装、運用のための成功要件の解説が実に分かりやすい。

 第5章ではAIの導入事例を紹介。それぞれの導入動機、導入方法、効果などを説明している。AIを活用し、経営課題をクリアする方法が学べる。(海)
 

『AIをビジネスに実装する方法』
岡田陽介 著
日本実業出版社 刊(2000円+税)