今日は何の日

<今日は何の日>11月14日『世界糖尿病デー』

2021/11/12 09:00

週刊BCN 2021年11月08日vol.1898掲載

怖くて怖くない病気

 生活習慣病の代表格の一つである糖尿病は、悪化すると手足の末端部が壊疽(えそ)を起こしたり、腎臓障害、失明するなどの恐ろしい合併症を引き起こす。ただし、過度に怖がる必要はなく、毎年の健康診断で血糖値やヘモグロビンA1cの値を見ていれば、「手遅れになる」ということはまずない。
 

 糖尿病と診断され、減量や経口薬を服用しても血糖値をうまくコントロールできないときに登場するのがインスリンだ。インスリンは、膵臓にあるランゲルハンス島と呼ばれる細胞の分泌物で、血糖値を下げるのに極めて重要な役割を果たす。カナダの医学者フレデリック・バンティング氏が1921年に発見した。

 インスリンを原則として食前に皮下注射することで血糖値をコントロールする。これまで手足が腐ったり、失明したり、痩せ細って死に至る不治の病とされた糖尿病を、インスリンの発見によって克服することが可能になった。(寶)


由来
1991年に国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が制定した国際的な記念日。糖尿病の治療薬であるインスリンを発見したカナダの医学者フレデリック・バンティング氏の誕生日11月14日に由来する。
  • 1