ソニーモバイルコミュニケーションズとZMPは、小型の自律型無人航空機(UAV)とクラウドサービスを組み合わせ産業用ソリューションを提供する「エアロセンス」を共同で設立した。手始めにマルチコプタータイプのドローンを使って建築現場や採石場、田畑などの管理を行うソリューションビジネスからスタートする。上空から撮影した画像を3D処理することにより、リアルタイムに工事現場の進捗管理や採石場の状況把握などができる。

 「2020年には年商100億を超える企業にしたい」と語る谷口恒代表取締役は「建築業界からの引き合いが多く手ごたえを感じている」と話す。試作機「AS-MC01P」は、GPSが使えない場所でもカメラの映像をたよりに、あらかじめ設定したエリアを自律的に飛行する。オペレーターは飛行中ただ見守るだけ。この「AS-MC01P」に搭載したカメラは、ソニーのレンズスタイルカメラ「DSC-QX30」。普通なら「GoPro」を検討するところだ。

マルチコプター型のドローン試作機

 まだまだ市場が立ち上がったとは言い難いレンズスタイルカメラだが、オリンパスもこの3月、同様の製品「OLYMPUS AIR A01」で参入。コンセプトはソニーより明快。オープンプラットフォームカメラ(OPC)と銘打ち、OPC Hack & Make Projecを立ち上げ、AndroidとiOSのアプリが開発できる開発キット(SDK)を提供したり、OPCの接合部分や外形の3Dデータも提供している。コラボレーションを前提としたカメラだ。モノのインターネット(IoT)が進展するにしたがって「何かとつながることありき」の製品は、これからまだまだ増えてくる。