2005年4月1日に「個人情報保護法」が完全施行され、世間は個人情報の取り扱いに過剰ともいえるほど敏感になった。情報をデジタルデータで保存するのが当たり前の現在は、ITによる漏えい対策が必須で、IT産業界は“個人情報特需”に沸き、ユーザー企業のセキュリティ対策は進展をみせた。法の施行から約2年半経った今、ユーザー企業の対策は本当に万全といえるのだろうか。個人情報保護を巡るIT産業界とユーザーの実情を振り返り、これからを予測する。(木村剛士●取材/文)